毎月震えながら給料から5万円を投資するサラリーマン物語(たまに安全衛生と労務の話)

毎月の給料から5万円を捻出し、おそるおそる投資に回すサラリーマンです。たまに、人事労務や安全衛生などについてお話します。

安全衛生の方針の表明と役割について

安全衛生管理を行う上で、事業場として安全衛生に関する方針を表明することは重要です。

なぜならば、組織はこの方針に基づいて、安全衛生管理の推進を図っていくからです。

例えば、安全衛生に関する方針として、

 ①労働災害の防止を図ります。

 ②法律や会社で定めた安全衛生規定を遵守します。

としていた場合、

 企業の安全を担当する部署は労働災害の防止を図るための仕組み作りを構築する

ことになりますし、

 作業を行う部署は、自分達の職場に法律違反がないか改めてチェックすることになり

 ます。

もし方針が無い場合は、どうなるでしょうか?

 作業を行う部署が、作業の効率を優先し、結果として法律違反を犯してしまい、事故につながることになります。

 作業の効率化は企業活動を行う上で大切なことだとは思いますが、効率を優先するため安全をおろそかにした結果、一緒に仕事をしていた人が怪我をしてしまっては、大変です。

 あなたが事故にあった当事者であれば痛い思いをしますし、「会社に迷惑をかけてしまったな。」と感じることもあるでしょう。

 また、あなたが事故にあった方の上司であれば、指示をした作業で部下に怪我をさせてしまって「本当に申し訳ないことをしてしまったな」と感じることでしょう(これが指の切断等の大きな事故であれば、一層ショックを受けてしまうことでしょう)。

このように、企業として、安全衛生管理の方針を決めることは、皆さんが安心して働く職場を作る上で非常に大切なことになります。

 

皆さんの職場では、どのような安全衛生の方針を決めていますか?再度確認してみてはいかかでしょうか。